記憶の向こう側






検査の結果、子供はすでに私のお腹の中で死んでしまっていた。




原因不明で急に胎動が止まったらしいけど、子供の先天的な障害ではないか…という担当医の話。




でも私はあまりのショックで…、その話を聞いた後、そのまままた意識を無くしたらしい。




私が寝込んでいた間、子供の供養はきちんと行われたという話を、後から聞いた。






私が目覚めても…



敬太は私の元に現れなくて。





子供を突然亡くした悲しみと、敬太が側にいてくれない寂しさ。




越えられるのか分からない絶望を抱え、私はずっと一人で、部屋の中で泣いていた。