記憶の向こう側





敬太との久しぶりの時間は、あっという間に終わってしまった。




気が付けば私が通院している病院の前。




敬太は私とつないでいた手をそっと離した。




「俺、ここまでしか送ってやれないけど…、ちゃんと杏子のお父さんから許可出してもらうから、待っててな。」



「うん!」




敬太に見送られ、私は病院へと入った。










そこに大きな衝撃が待ち受けているとも知らずに…。