記憶の向こう側





お父さんは、ものすごい形相になりながら続けた。




「敬太くんはまだ大学生だろ!?二人とも就職もしてないのに、子供なんて育てられる訳ないだろう!」




そんな…



でも私は…




「…いや。絶対、降ろさない。」