記憶の向こう側





街灯もない、細くて暗い道。




後ろを振り返るのも怖くて…、私はとにかく勇樹について行った。




しばらく二人で歩いて…





「ここな。」




そう言って、勇樹は白い小さな建物の前で立ち止まった。




上を向くと、『仕出・たかはし』の文字が入った看板が見えた。




「俺ん家、家族で店やってるんだ。代々続いてる。」




勇樹は説明しながらその建物の中に入っていった。




私も続いて中に入る。