記憶の向こう側





勇樹は予想が当たったとばかりに、嬉しそうな顔をした。




「やっぱり年下なんだな。でも、年の割にはしっかりしてるよな。一人で働いてるわけだし。」



「そうかな…。」





その笑顔を見て、ますます私の罪悪感は膨らんだ。




会話も続けられなくて…



私は水を一口飲んで、また窓の外を眺めた。





しばらくして、ハンバーグセットが二つやってきた。