彼と私の特等席




何も言えず、ただお互い黙ったまま。



あたしの手は勇人の温もりでどんどん暖められていく。



ずっと続く沈黙。



でも、最初に声を出したのは勇人だった。



「楓は触るな。手ケガするから。」