彼と私の特等席




あたしは急いで床に散らばったガラスの破片を片付けようとした。



手を伸ばした瞬間、突然その手を掴まれた。



――ドキッ



大きくて暖かい手。



前を向くと、初めてみる勇人の真剣な顔があった。