彼と私の特等席




二人とも立ち止まって後ろを振り返ってあたしを見ている。



こんな時は、素直になったほうがいいのかな…。



「楓?」



ずっと黙っているあたしに木村くんがあたしの名前を呼んだ。



「呼んだよ。勇人って。」