もうこの際は竜貴から話してくれればいいのに。と思った瞬間にタイミングよく放たれる叫び声。 「つか、この部屋広くねぇか!」 えっ・・・。 たいしていつもの竜貴と何の変わりもない・・・。変わってると言えば妙に高いこのテンションだけ。 「如月・・・大丈夫か?」 竜貴から言われ優しい言葉に、私は心を撫で下ろす。 安心して心がホッとする感じではなくて心配されていて嬉しい気持ちに近い気がする。