沈黙が続き気まずい雰囲気を破ったのは、またしても竜貴だった。 沈黙が嫌で何か話して!といつもは思うけど今は、とてもじゃないけど話したくなかった。 「あの如月と話しをしても良いですか?」 竜貴は横に居る翔に問いかけた。 翔は「はい。」と言って泣いてる私と竜貴を部屋へと案内した。 私は頬に流れてる涙を袖で拭った。もう泣かないようにしないと・・・そう思ったからだ。 「竜貴様、お嬢様を頼みます。」 翔が竜貴にそっと耳打ちしているのが私は、わかった。