お嬢様の恋愛事情




でも携帯あったんだ。良かったぁ。それにまだ学校の人とは決まっていない。



大丈夫だよ。きっと違う人。
届けに来てくれるなんてすごく良い人だもん。



「翔!その人はどんな人なの?」


座り込んでいた体をお越し立ち上がった。



「男の子でしたよ。」



「そっか!もうすぐ来るかな・・・?」



そう言い終えた後、急いで走ってくる音が聞こえ一人のメイドさんがやって来た。



「春陽お嬢様。お客様が玄関の方にいらっしゃっています。」



微笑みながら言うメイドさん。きっと携帯を拾ってくれた人だ!



「携帯拾ってくれた人だ!」



そう言って走って部屋から出て玄関まで向かった。