さっきまでの楽しい雰囲気とは違って重苦しい雰囲気になった。 お父さんとお母さんは顔を見合わせては困った表情を浮かべている。 竜貴も落ち着かないのか、さっきからソワソワしている。 「ど、どーしたの・・・?」 真っ先に沈黙を破ったのは私だった。 お父さんは重い口を、ゆっくりと開いた。 「竜貴君と、お付き合っているのに悪いけど・・・」 その次の言葉が怖くて、不安に押し潰される。 何だろう・・・。