何で、お母さんが竜貴の名前を知ってるの?と、疑問に思いながら竜貴を見た。
「こんにちは、中村竜貴です。決してやらしい事など一切してませんので!」
焦って言う竜貴を見てお母さんと、お父さんは笑っていた。
「翔、お母さんとお父さんに竜貴の事を言ったの?」
「えぇ。昨日、お父様からお電話が掛かって来て、その時に説明しましたよ。」
翔は私に小さく耳打ちをした。
そして部屋から、ゆっくりと出て行った。
気を遣ってくれてるのかな?
「翔から電話で話しは聞いているわよ。」
ニコニコして竜貴に話す、お母さん。
お父さんも「そうだよ」と相づちをした。


