囲まれている春陽の手を掴んだものの周りの生徒達の冷やかしの声が聞こえてくる。 「竜貴・・・恥ずかしいね。」 でも付き合ってるんだから良いよな。 だから俺は手を離さなかった。 もっと傍に春陽を感じていたかった。 だんだん恥ずかしくなって来たけど、それは構わない。 こんな事で恥ずかしがってたら、この先の俺等は何にもできないよなと思ってしまったからだ。