「え、どうして・・・?竜貴はお母さん達が帰って来るまでココに居て良いんだよ?」 その春陽の優しくて温かすぎる言葉に俺は嬉しくなった。 「本当に良いのか?」 信じられなくて俺は聞き返す。だって普通に考えれば親子水入らずで過ごしたいだろう? なのに俺が居ても良いなんてさ・・・本当に本当に良い事なのか? 「だって竜貴は・・・私の彼氏だもん」 顔を林檎のように赤くして呟く春陽に抱きつきたくなった。 だけど俺は理性を抑えて「ありがと。」とお礼を言ったんだ。