「車で送って貰ったら嫌でも春陽がお嬢様だって事バレるじゃん。」 そうだよね、竜貴の事で浮かれていた私はスッカリ忘れていたよ・・・。 こんな事をしているうちに時間は着々と過ぎて行く。 「お嬢様、竜貴さん!何そんな所で話してるんですか!学校遅刻ですよ!早く来て下さい!」 翔は走って私達を車へと乗せた。 あんなに焦っている翔はあまり見た事がなかった。