「未央ッ!??大丈夫か!!!?」



ゆっくり目を開けると私は空き教室にある長い机に座らせられていた。


そして驚いたのは裕太がいつもと違ったから


いつもは下がってふわふわしている前髪も今日はワックスで


オールバックになっていた。

そして黒いスーツを着ていた。


ッ/////

かかかかかっこよすぎる!!!!!!


鼻血がでそうなくらいッ!!!

似合いすぎだよぉおお!



それにしても....


「裕太っ怖かったよ!」

私は一気に安心したせいか、そのまま『ぎゅッ』と裕太に抱きついた。



「未央...」


抱きつくとほんのり甘い香り...


外見はガラっと変わった裕太だケド

身体から漂う甘い香りはいつもと同じで私はほっとした。


「もうお前は店に戻るな!」

「えぇっ!?そっそれは....」


さすがに無理だよ!!

もし出来たとしても...玲美や菜緒ちゃんには迷惑なんて


絶対かけたくない!!!



「わっ私!玲美やみんなに迷惑られない」



すると裕太は私を抱え、テーブルからそっと下ろした。


「玲美ならもう救助済みだ。」


「へっ?」

きゅっ救助済み!????

どっどういうことよッ

「玲美も未央より先にへんな客にあってさ、即隼が連れ戻した。」

「はっはぁ....」

いまいち理解できない。


ってことは....


「ずっと見張ってたの!??」

そっそういうことになるよね!??


「いやっ菜緒が見張ってたんだぞ」


はぃぃぃ!??


なっ菜緒ちゃんがぁ!?

「嘘ぉ!??」

すると裕太は私の頭に手を置いた。