「俺、飲み物もってくから先上がってて?3階の上がってすぐの部屋ね」



「あっうん」


そういうと裕太は静かで大きなリビングに姿を消した。



そして私は言われたとおり3階へ上がる。



するとそこには部屋が6つ。


その部屋うち3つにネームプレートが英語で書かれていた。


『Yuta』

それから...

『Hinata』

『Kenta』

裕太は裕太だけど....

ひなたと...けんた?



そして私は裕太の部屋に入った。


部屋は広くて、モノトーンだった。


中は、ベッドと机とテレビと小さなテーブルが


あるだけ。


しかも机の上にはノートパソコン1つ。


全く生活感のない綺麗な部屋だった。


すると

『ガチャ』


裕太か。


そう安心していると急に後ろから抱きつかれた。


でも....ものすごく軽かった。


一体誰?


私は後ろを振り向く..するとそこには

小学校1年生くらいの小さな女の子が立っていた。


綺麗でさらっさらの長い髪の毛に大きく小さな顔からは


はみだしちゃうくらいの可愛い瞳。


睫毛も長くて鼻も高い。


どこがで見たことがあるような...

そんな雰囲気をもった超可愛い女の子だった。


このこ...誰?


すると再びドアが開いた。


すると次は...

無造作に動かされた髪の毛に


大きな瞳と高い鼻。


身長も裕太まではないけどスラッと高く


とても整っている男の子が入ってきた。


すると彼は慌てたように女の子を抱きかかえた。