「どっどうしたの!?佐久間君」


佐久間君の表情は険しいまま。


怒っているのかな....



私はしゅんと下をむいた。



すると


『バフッ』

「わッ!!」


頭の上からバスタオル....!?がかけられ


私はバスタオルを羽織ったまま

佐久間君を見上げた。


「羽織ってろ」


「えっ...!?」


すると佐久間君は「ふぅ」とため息を付いた。

そして私の顔を見ながら

「Tシャツから水着が透けてる。男達が興奮して見てた」


といい目をそらした。



っえ...嘘。


もしかして佐久間君....


その男の子達に私の水着姿が見られるのが



嫌だったの!?


しっ.....嫉妬しちゃったのかな?


そう思うと嬉しくて...そしてなにより


佐久間君のかわいい一面が見れた喜びで私は


『クスッ』と笑った。


「んだよ」


するとそんな私をみて佐久間君は少しキレ気味でそういった。


「なんでもない」


すると佐久間君は『ぎゅう』と私を抱きしめた。



「ちょっ佐久間君!」


ここは人ごみも少なく影だケド...



人がゼロなわけではない!!!


でも佐久間君は私を無視しし身体を離さない。



...まぁいいよね。



私達恋人だもんっ



すると佐久間君は抱きついたままそっと



「俺から離れるなよ....未央」


と言った。


「えっ....」



いいいいいい今!!!

佐久間君私のこと


『未央』って呼んだよね!!??!??


するとさらに...


「裕太でいいから。」といい唇を重ねた。





っ///////




今日はわたしにとって一生忘れられない日。



佐久間く...じゃなくて、裕太が初めて


私に嫉妬してくれた。



そして


桜井から...未央へ。

佐久間君から...裕太へ。



これが私の『恋』のはじまり。