え....。




裕太に食べてほしかったのになぁ。




なんて心の中で思っていた次の瞬間-




まだ口の中がチョコで染まっているとき



「んん-」



裕太が私にキスをする。


舌が入ってきて....


口の中に、まだ溶けずに残っていた


チョコのかけらを器用に舌で奪うと


唇を離した。


「ゆっ裕太ぁ」


なんだからとっても...恥ずかしい!!!!


口移しなんて....あぁっ//////




「甘い...」


そして裕太は微笑んだ。


「来年も頼むな」


「えっ?」

「うまかった」

「あっ...ありがとう」


こ...これってもしかして



私、裕太の彼女でいていいってことだよね?


来年もずぅ~っと。



死ぬまで裕太のそばにいたい。



そして抱きあった。






甘い甘いチョコレート。


いつもと同じ味なはずなのに...


なぜか今年は


いつもよりも....




ほんの少し、甘かったよ。