「いや・・・」
「さすがに男女関係がないお嬢様と執事であれば、ずーと一緒にはいてないだろう」
「うっ・・・・」




池上の言葉に私の言葉が詰まる。
すると栗原が口を開く。





「まぁ、お嬢様。お嬢様が犯人でなければこのかたの言うことを聞いて任意同行してもいいではないですか」
「なっなんでよ!!私犯人じゃないのよ!?」
「別に同行することが=犯人ではないのですから。ね、池上さん」
「・・・・そうだ」




栗原はすごい・・・・実感した。
こんな状況でかなり冷静だ。





「その前にお嬢様、さすがにそのドレスで行きにくいですから着替えましょう。それぐらいはいいですよね」
「いいだろう。」
「では行きましょう。お嬢様」







私は栗原に連れられ、自分の自室に戻った。






「おい、滝川」
「なんですか?」
「あの栗原という男、気をつけたほうがいい」
「へ?」
「俺の勘だ」