神サマの憂鬱。




「修行?」

「そうだ。 本当の悪魔とはどんなモノかお前に教えてやる」

「……」


(本当の、悪魔…?)


彼は無意識に小さな手に力を込めていた。



「だが、教えてやると言っても我も部下達も忙しいのだ」

「……はい」


それでだ、と魔王が指を鳴らすと扉が部下の手によって開き、ひとりの少年が現れた。

その少年は、見た目はハバネと変わらない。


(……誰?)