「…ふぅ」


神は持っていたペンを置いた。

まだ書類は残っているが、やっと一段落したのだ。


(少しくらいなら…休憩してもよかろう)


自分の肩を揉(モ)みほぐし、腕を天に上げ伸びをする。

するとどうだろう。

なんだか眠くなってきたではないか。


(……仮眠をとろう)


腕を枕にし、そこに頭を乗せる。

本格的に眠くなってきた神は、瞼は閉じ、意識も遠退いてまさに夢の世界へ羽ばたこうとしていた。