「父様」

「どうかしたのかい?」

「今日、天界降りても構いません?」


ララは父である神に尋ねた。

神は駄目だと言おうと頭で考えていたが、目の前にいる娘は有無を言わさぬ勢いだったので、頷くしか出来ない。



「ありがとうございます。 では行って参ります」

「気を付けるのだぞ」

「はい」


やはり神も親だ。 いくら娘が悪魔のような子でも心配なのだろう。