暫く空をふたりで飛んでいると、何やら向こうから同じように飛んでいるではないか。
ロックは獲物を見つけたかのように、ニヤリと口角を上げる。
目線の先には、同じようにこちら側に気付き、睨み付けてくる同い年くらいの天界の子供達。
ロックは先程からニヤニヤしていて、ハバネは少し鳥肌がたったような気がした。
「いいか、ハバネ」
小声で、ハバネだけに聞こえるようにロックは話かける。
「今から俺が、悪魔ってモンを見せてやる」
「……」
「だから、それを自分の目でよく確認しろ」
「……はい」
俯き加減で小さく声を出し返事をする。


