(あー…、俺、この短い間に沢山考えたわ)
ハバネは考え事をするのは対したことではないが、ロックからしてみると、考えることほど頭が痛くなることはない。
基本、ロックは考えるのが嫌いなのである。
(……俺、頑張ったな)
ロックよ、まだ終わってはいないのだから自分を誉めるならば、後にしてくれ。
「ロック」
「おぅ?」
「ところで、今何処に向かっていますか?」
「ん。 人間界だ」
あまりにもサラリと言うものだから、危うく聞き逃してしまうところだった。
「に、人間界?」
「おぉ、それがどうかしたか?」
「……いえ」
(人間界…、初めてです)
ちょっぴり好奇心というワクワク感が幼い心を疼く。


