「どうしたんだ?」
「太郎!!!!!今すぐ扉壊すんや!!」
「はぁ?」
わけがわからない
しかし風間の珍しい焦った表情
それ以上何も考えず扉を壊した
中を見ると加賀がカッターで手首を切る瞬間
「朝希ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
飛び散る鮮血
加賀の驚いた表情
風間の歪んだ表情
「風間!!!!」
間一髪加賀の手首にカッターは刺さらなかった
しかし風間の腕が切れてしまった
俺は風間のポケットから見えたハンカチで止血をする
「な……んで……」
「手首…なんか……切ったって…死ね……ないで?」
痛さに顔を歪めながらも必死で笑顔で話す
「そんなわけ…ないじゃないですか」
「そうや。うちがその証拠や」
風間は切れていない左手首を見せた
いつもはリストバンドをしている
それを外すと数本の傷
俺は言葉を失った
「生半可な覚悟で切ったらこうや…自然と力が入らず血もあまりでない」
「う…るさい……煩い煩い煩い煩い煩い煩い!!!!」
加賀は狂ったように叫ぶ



