「すまんな…こんなことに巻き込んで……」
申し訳なさそうな顔で頭を下げてきた
「お前は悪くないからな」
「太郎は優しいなぁ…おおきに」
明らか無理して笑ってる
無理して笑ってる顔はどうしてこんなに悲しい表情に見えるのだろう
「ほなじゃ、またな」
手を軽く上げ風間は帰っていった
胸が締め付けられるような感覚。苦しい
「今日のことは見なかったことにしよう。うん」
渡辺は一人で納得し、頷いていた
緋莉も複雑そうな表情
同じ女として俺達とは違う感情があるのだろう
「あっお兄ちゃーん!!」
「飛鳥…と大路…」
「お前達どこにいたんだ?」
「えぇと…そこらぶらぶらしながらお前達を探してた」
渡辺が大路と目を合わせず話す
怪しい話し方するな
「そうか」
大路普通に納得してる!?
「そろそろ帰る…か…」
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「お兄ちゃんありがと」
飛鳥と二人道を歩いているとぽつりと言った
「え……?気付いてた?」
「うん。忍君の感じから」
やっぱあいつか



