「あぁそやった!!!」
教卓に戻りながら手をポンッとした
「今日の夜中は流星群見れるでーちゃんとお願い事しとき?」
「愛空ちゃんと付き合いたーい!!!」
「あっはっはっはwww頑張りー」
もう既に椅子に座りこんで話し出してるし…
「いつだったかいなぁ雨みたいに降ったことあったなぁ…覚えとる?」
「あー確か一昨年?」
神田が顎に手を当て考える
「そんぐらいやったな。あん時数は多かったけど長くなかったから願い事する暇なかったなぁ」
「愛空ちゃんの願い事って?」
「あー……もう一度…あ、いやお菓子いっぱい食べたい…だったけなぁ?」
前半…なんだったんだ?
一瞬すごい悲しい表情してた
でも絶対聞いちゃいけない気がした
聞いたら風間を傷付けてしまいそうな…
何となく察したようでみんなつっこまなかった
「お菓子とか可愛いなぁ」
渡辺…お前違う意味で風間のこと好きだろ
なんかちっちゃい子供を見るような眼差しだぞ……