「太郎。家近いか?」

「…微妙」


と、いうわけで送っていくことにした


薬がまだ効いてこないのかたまに顔をしかめている太郎


うちが喧嘩をしなかったのを褒めると少し微笑んで



「昔ダチと約束したんだよ」


うちは悪いと思った。せやけど聞きたかった



すると目の前に同い年くらいの女の子が……



「太郎!!!!」



うちとは正反対


うちの黒髪ストレートに対して彼女はふわふわの茶髪すごく可愛い


でも…なんやこの子…



めっちゃ敵意剥き出しやん!!!


可愛い顔して怖いわぁ…

末恐ろしいわぁ…


将来が見えとるわ!!



うちのこと変な女呼ばわり……


まぁ仕方ないわぁ…夜に白衣とか…な…


仕方ないやん!!これがうちのトレードマークやねん!!


なんか浮気とななんとか……


完璧にうち忘れられとるわ…



放置プレイは完璧してぇなぁ…


うちが別れを告げると太郎は謝った


別にええのにな?



小走りで少し行き、空を見上げる


「もうじき流星群が来るな…」