「いつか…ちゃんと話す……」
涙が出そうなのをぐっと堪える
風間は微笑んで頷くだけ
「太郎家近いか?」
「…微妙」
「んじゃ送ってくわ」
「へ…?」
「っても肩貸すだけやけど」
「いやいいって!!!」
「怪我酷いんやから遠慮せんといて」
ほぼ無理矢理風間に送られる
「しっかしまぁ太郎は偉いなぁ手ぇださへんかったもんなぁ!!!」
満面の笑みで言ってくる風間
不覚にもドキッとした
なんでこんな可愛く笑うんだろう
「昔ダチと約束したんだよ…」
「え……」
「太郎!!!!」
この甲高いは声…
「緋莉…」
幼なじみの宇奈月 緋莉
「あんた今まで何してたのよ!!!」
緋莉は俺に駆け寄り風間から引きはがす
「変な女に捕まって!!!」
変な女…確かに風間は住宅街にもかかわらず白衣姿
はたから見れば変だろう
「まてまてこいつは先生だ!!」
「はぁ?馬鹿なこと言ってるんじゃないわよ!!!」
風間は既にぽかーんとしている



