「ちょぉ滲みたらごめんな?」
そう言いながらやるが全く滲みない
どうなってやがるこいつの薬は
「あ、ほら」
俺はあんパンと牛乳を投げる
「おぉサンキュー♪」
風間はあんパンをちぎり半分俺に寄越した
「これ夕飯じゃないのか?」
「あほかーこれはおやつや!!!糖分とったほうが頭の回転よくなんで!!」
風間に阿呆って何回言われただろう
俺が阿呆なら風間は馬鹿だ
しばらく沈黙が続く
「何も聞かないんだな」
「太郎から言ってこないなら聞かない」
ほんとはいろいろ聞きたいと風間は苦笑しながら言った
「ええよ今回のこと、ばれたらうちが適当に言っとく」
こいつにはいっておきたかった
「中学まで俺…ヤンキーだった……」
「……そうか」
風間はそれ以上何も聞かない
ただ微笑んでなにもかも見透かされているような気分だった
まるで「わかってるで」と言っているようだった



