「お節介なのも十分わかってる。でもさ、お前ら2人が見てられなかった。」 今日の和馬はいつもより真剣だった。 「強引なやり方だったけど、こうでもしないと光は潤と会わないと思ったんだ。…本当ごめんな。」 和馬が私達の為にこんなにも向き合ってくれるなんて…。 ちょっとだけ和馬を見直した。 ただ軽いだけの男かと思ってたけど、そうじゃなかったんだね。 その後はお互いに何も話さないまま、静かな海を眺めていた。 こんなにも広い海は穏やかなのに、私はなんてちっぽけなんだろう。