それから色々注文をして店長は裏に下がって行った。 カランコロン 「あー、潤さんだ。お久しぶりっす。」 お店のドアが開いたと思ったら、数人の人が入ってきて潤くんを見るなり、声をかけてきた。 「潤さん、たまには顔出して下さいよ。」 「俺はもう抜けたから。」 「抜けたって潤さんは、俺らの憧れっすよ。」 その後も一言二言会話をして、その一団は少し離れた席に着いた。 『潤くんはまだまだみんなに慕われてるんだね。』 「そんなんじゃないよ。」 潤くんは煙草に火をつけて、フゥーと煙りを吐いた。