「やっぱ、これ陣痛みたいだわ。」 『本当?とりあえず、潤くんに電話する?病院に電話する?』 「入院案内の紙に15分間隔になったら連絡の上来て下さいって書いてあったから、とりあえずは潤にする。」 麗奈さんは入院用のカバンを取りに隣の部屋に行った。 プルルルル、プルルルル 麗奈さんの代わりに私が電話をかけるが、潤くんの出る気配はない。 再度かけ直すと、 「光?どうした?」 出てくれた。 『麗奈さんね、陣痛が始まったみたいなの。』 「うぇ?マジか?麗奈は大丈夫か?」