もしかしたら、今朝話し込んでたのはこの話だったのかな? 「親父より先に光と話せよ。」 潤くんは呆れながら笑っている。 「一緒に暮らすって言っても、俺が神谷家に転がり込むんだ。」 これには、私も潤くんも麗奈さんもあんぐり。 『和馬、本気で言ってるの?』 「本気だよ。」 一緒に暮らせるのはやっぱり嬉しいけど、あまりにも突然で戸惑ってしまった。 とりあえず、私達は潤くん達と別れて私の家に帰った。 リビングにはお父さんがいるけど、真っすぐ私の部屋に向かう。