「光、明日休み?」 『うん。』 「ちょっと付き合え。」 そう言って、家とは違う道に進んだ。 着いた先は、前に夜和馬に連れてきてもらった海。 エンジンも切って波の音だけが聞こえてくる。 「俺、焦らせたくなくていつまでも待つって言ったけど、やっぱ答えがすごく気になるんだ。まだ返事はくれないか?」 突然の事でなんて言っていいかわからない。 「俺はやっぱり光の事がすげぇ好きだ。」 嬉しかった。 私も和馬の事が好きだもん。 『私、和馬の女癖悪いところ嫌いだって言ってたよね?』 「うん。」