やっと言えた言葉に、潤くんは 「光、ありがとう。麗奈と付き合ってたって、例えこの先結婚したって、光は俺にとって大切な人に変わりはないからな。」 優しい微笑みでそう言ってくれた。 『私にとっても潤くんは大切な人。いつまでもね。』 やっと私は素直になれた。 今になってみれば、何でこんなにも頑なに反対していたんだろうと思う。 私と潤くんはまた前みたいな兄妹に戻れた。 帰宅してから、私はさっそく和馬に電話をした。 潤くんと話をしてやっと応援出来るようになったと言うと、良かったなって。