ゆっくりゆっくり、思い出すように潤くんは麗奈さんとの過去を教えてくれた。 私はずっと麗奈さんの存在を知らなくて、潤くんがそんなにも麗奈さんを愛しているんだって思い知らされた。 やっと私は気付いた気がする。 私がとやかく言ったって、2人の愛が切れる事はないって。 それと同時に、こんなにも潤くんを愛してくれるのは麗奈さんしかいないって。 何だか今まで反対していた事がバカみたいで、恥ずかしくなってくる。 『潤くん、今まで困らせてごめんなさい。麗奈さんと幸せになってね。』