俺から誘っておいてごめん、と申し訳なさそうな顔を見せる大野くんにまた今度ね、頑張って、と言葉を掛けて、何気なく課長のブースの方に目を向けると、鋭い視線の課長と目が合った。 思わずびくり、と肩が上がる。 心臓が鷲掴みされたみたいに苦しくなる。怖いくらい、鋭い視線。 あんな顔の課長を、今まで見たことがあっただろうか。 バッと顔を背けて絡まった視線を外し、オフィスを後にする。 …何だったのだろう、あれは。