Chocolate☆Chocolate


ビクッとあたしの体が反応して、思わず足が止まった。








・・・振り向けないよ・・・誰の声だか分かってしまっているから・・・。














「ちょっと来て」



「・・・え、ちょっ、先輩?」

















手首をつかまれたまま、階段をどんどん上がっていく、あたし。









「この学校屋上開いてないんだもん、つまんないよな」



「・・・・・・」



「・・・さっきの、本当?」



「え?」



「本当に、俺にくれるの?」



「も、もちろんです!」






















「嬉しい」




「・・・!」




「これは・・・告白だと思っていいの?」




「え!!あ、いや、その・・・」




「ははっ、そこまで真っ赤にならなくてもいいよ。・・・藤咲」




「・・・!!」



























なぜ・・・知っているの。




あたしの名前を・・・なぜ知っているの。



















「学年委員でしょ?知ってたよ俺、藤咲のこと」



「どう、して?」



「いつも学校中走り回ってなかった?先生とか探して。・・・学年委員って大変だよなー、俺もやったときは、しょっちゅう先生探し回ったよ」



「うそ・・・先輩に見られてたなんて」