「仕事終わってねぇ……」
「真!!またトラブった……」
「………………」
はぁ…またか…。
「…………哲。お前、もういい。
寝てろ」
俺1人でやった方が、
断然早いだろうと、
いい加減悟ったのは、
幹事を頼まれて、
哲と毎晩会うようになってから、
1週間が経ったときだった―…。
「すっげー!!さすが真!!もう終わ
ってる!!」
…………1人でやったら、
哲とやってたときの、
5倍以上は早く終わったことは、
さすがに可哀想だと思い、
口に出さなかった―…。
…………クラスのやつらが、
なんで哲に幹事を任せようと
思ったのか、
そして任せたのか。
その経緯(イキサツ)が俺には、
不可解で仕方なかった―…。