「はい。どうぞ」

「ありがとうございます」

マグカップを渡され、
それ受け取ると美憂さんも、
隣に腰をおろした。


「……………」

「……何?そんなにこの家が物珍
しい?」

そう言って笑う美憂さん。


「………美憂さんの自宅…ですか?」

本当にここが、
美憂さんのお家なの?


そう疑っちゃうくらい、

良くも悪くもない、
ごくごく普通のアパート。



美憂さんの外見からは、
あまりにも想像出来なさすぎる、
あまりにも普通な住まいに、
びっくり…。