「ただいま〜」
「遅かったな。おかえり…って、
はぁ…?なんで…」
―――家に帰ると意外にも、
京が出迎えてくれた。
……あんな態度をとってもなお、
笑顔で接してくれる京の心は、
果てしなく寛大だと、
そう思った。
―――だけどそれは同時に、
あたしが“子供”なのだと、
思い知らされてる
ってことで―…。
「お前ら、いい部屋に住んでんだな」
―――そんなあたしの心境なんか
知る由もない真さんはそう、
笑顔で言った。
「本当。羨ましいわ」
美憂さんもそう言った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…