「七菜…?」

家中のどこを探しても、
七菜の姿はなくて…。






鞄も制服もない。


―――学校には、
行ったみたいだった。






「とりあえず、片付けて…」

七菜の学校に行って、
連れて帰って来て、話を聞こう。




―――そう決めた俺は、

とりあえず片付け始めた―…。