私の顔には少しだけ切れた後があった。 それを見て朔羅は勘づいたのだろう。 「あれほど・・・僕・・言ったのに。 喧嘩しちゃダメだって・・・」 うるうると瞳を潤ませながら私を見てくる朔羅。 ーーッ!! 反則だぞ! その顔は!!