【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。


「沙絢……!」



「あっ…んん!!」



秀は、私の両手首を抑えて、私の唇を塞いだ。




「やめて!」



私は、その無理やりなキスから逃れようとしたけれど、秀は、逃れるとまたそこへ自分の唇を持っていって、私の唇を奪った。


諦めて、私が抵抗をやめたとき、秀は息を切らせながら、唇を離した。