シオンは、私を抱きしめながら眠ってくれた。


裸で眠ったせいか、肌と肌が触れたままで、ひっつくような暖かさが心地よかった。



雨はあの日のことを思い出すけれど…



けど、



こうしてシオンが隣にいるのなら




雨が泪じゃなくなる日も


来るのかもしれない。