頭のてっぺんから、つま先までが心臓になったみたいで。 ドクンドクンと躰が波打った。 「沙絢さんが、俺に吸い付いてくるみたい…セックスってさ、よく一つになるっていうけれど。俺、その意味分かったよ」 私はシオンの言葉を聴いて、褒められているみたいで、とても嬉しくて。 絶頂を迎えながら、泣いていた。