二人で一緒に、心も躰も濡れた。 雨の音は、二人の甘い声にかき消された。 シオンが私の中で動くたびに、少しだけ漏れるシオンの声。 それを聴いて、私はまた気持ち良くなって。 私の中は濡れて、キュウと切なく響いた。 「シオン…気持ちいいよぉぉ…っ……」